SOCIAL ACTION

「マンションストック長寿命化等モデル事業」成果報告会にて、東急コミュニティーの取り組みを発表し、知見の共有へ

全国に広がる、東急コミュニティーの先進事例

近年、マンションの高経年化が大きな社会課題となっています。国土交通省では、こうした課題に対応するため「マンションストック長寿命化等モデル事業(※1)」をスタートし、全国各地のマンション再生や長寿命化をサポートしています。

マンション五反田管理組合と当社は、2024年度に「管理不全に陥る懸念のある複合用途大規模マンションの再生方針整理および将来ビジョンの策定」として本取り組みに応募しました。その結果、国土交通省から「先導的再生モデル・計画支援型(※2)」に採択されています。さらに、この事例は“他事例への波及効果の高い先進的事例”として選ばれ、2025年10月には国土交通省主催のモデル事業成果報告会にて、当社は取り組み内容を発表しました。

※1 「マンションストック長寿命化等モデル事業」とは、今後急増する高経年マンションについて、適正な維持管理及び長寿命化に資する改修や建替えを促進するため、先導性の高いマンション再生プロジェクトに対し、国土交通省が行っている支援事業のことを言います。
※2 「先導的再生モデル・計画支援型」とは、先導性の高い長寿命化等の改修や建替えに向けた事業を実現するために必要となる調査・検討等の準備段階の取り組みを対象としたものになります。

マンションが安心して長く暮らせる場所であり続けるために

成果報告会では、「マンション五反田【建替え or 改修・先導的再生計画支援】」をテーマに、耐震性が不足しているマンションに対して、どのように改修や建替えの計画を進めてきたのかを分かりやすくご紹介しました。問題が大きくなる前の早い段階から取り組みを始め、管理不全を未然に防ぐための対策を進めてきたことが、国土交通省からも高く評価されました。

改修・建替え検討における当社事例

私たちは、マンションが安心して長く暮らせる場所であり続けるためには、長期修繕計画や資金計画を見直し、計画的な管理の重要性を区分所有者の皆さまと一緒に考えていくことが大切だと考えています。また、マンションの課題や役割を“自分ごと”として前向きに捉えていただけるよう、日々皆さまのご要望に耳を傾け、寄り添いながら丁寧にサポートしています。
個別面談では、ご希望やご意向を詳しく伺い、課題や論点をできるだけ分かりやすく整理して、ご納得いただけるまで丁寧にご説明し、皆さまに安心してご自身の住まいと向き合っていただけるよう心がけています。
こうした取り組みを通じて、マンションへの理解が深まれば、住まいへの愛着もさらに高まり、これからもマンションを大切な財産として守り続けていただけると考えています。この積み重ねが、資産価値の維持や向上につながるもと信じています。

こうした想いから、東急コミュニティーでは「マンション再生検討支援サービス」をご用意し、管理組合それぞれの状況に合わせて、補助金・助成金のご提案やきめ細やかなサポートを行っています。

「あたりまえの毎日」の先にある豊かな未来を目指して

マンションの高経年化による管理不全や再生の課題は、今や社会全体で取り組むべき重要なテーマです。私たち東急コミュニティーは、これまで培ってきた経験やノウハウを活かし、「あたりまえの毎日」を守るだけではなく、マンションをこれからも価値ある暮らしの拠点にするために、皆さまと一緒に「あたりまえの毎日」の先にある豊かな未来を目指して、挑戦と成長を続けてまいります。