SOCIAL ACTION

渋谷の街を水害から守るために 合同浸水対策訓練と浸水疑似体験イベントを実施

■都市型水害への備えが求められる渋谷エリア

2026年7月28日、当社は一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントとともに、渋谷駅東口地下広場で「合同浸水対策訓練」を実施しました。近年、全国各地でゲリラ豪雨や大型台風による都市型水害が頻発しており、都市部における防災・減災の重要性がますます高まっています。特に渋谷駅周辺は、谷底に向かって地形が傾斜する「すり鉢状の地形」を有していることから、大雨時には雨水が集中しやすく、水害への備えが重要な地域の一つとなっています。

■エリア一体で防災力向上を目指す合同訓練

こうした地域特性を踏まえ、本訓練では渋谷区、鉄道事業者、商業施設、消防機関など多様な関係者が連携し、浸水発生時の初動対応や情報共有、来街者の安全確保などを想定した実践的な訓練を実施しました。個々の施設が単独で対策を講じるだけでなく、エリア全体が一体となって防災力を高める取り組みであり、「点」ではなく「面」で街を守ることを目指した活動です。官民が連携して災害対応力の向上に取り組むことで、より安全で安心な都市環境の実現を目指しています。

■体験を通じて学ぶ、水害の危険性

また同日午後には、地域住民や来街者の皆さまを対象とした「浸水疑似体験イベント」を開催しました。東京都から借用した体験機材などを活用し、浸水時の危険性を身近に感じられるプログラムを実施。わずか数十センチの浸水でも水圧によってドアが開かなくなる状況を体感できる「水圧ドア体験」や、AR(拡張現実)技術を活用した浸水時の視界体験、雨水の流れや内水氾濫の仕組みを学べる模型展示などを通じて、多くの参加者が都市型水害のリスクや適切な避難行動について理解を深めていました。

〈左〉水圧ドア体験    〈右〉ARバーチャル浸水体験

■地域とともに進める安全・安心なまちづくり

渋谷は国内有数のターミナル駅であり、商業・文化・交通が高度に集積する大都市の象徴的なエリアです。「すり鉢状の地形」という地理的特性を持つことからも、施設関係者、そして来街者・地域住民一人ひとりが都市型水害発生時における正しい知識と行動力を持つことが、真の都市防災力につながります。当社は大都市特有のリスクと向き合いながら官民連携の防災活動を推進し、持続可能で災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。